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第61回日本口腔外科学会総会・学術大会開催される

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月. 5 12月 2016

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第61回日本口腔外科学会総会・学術大会(大会長:又賀 泉氏・日歯大生命歯)が、11月25日(金)〜27日(日)の3日間、幕張メッセ(千葉県千葉市)において開催された(参加者約4,500名)。 「GLOBALIZATION 普遍化を求めて」をメインテーマに、教育プログラムやシンポジウム、ミニレクチャー、ポスター発表など多彩なプログラムが組まれ、多くの歯科関係者が参加した。

教育講演3では、菊谷 武氏(日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック)が「地域で“食べる”を支えるということ」と題し登壇。患者の摂食支援を行うには地域における他職種連携を必要とするなかで、他職種間での情報共有が少ないことや、各施設で提供する食形態の用語がばらばらであることに警鐘を鳴らし、情報提供や用語統一の重要性を訴えた。

シンポジウム4では、「口腔外科医の知識と技量が必要とされるインプラント治療」をテーマとし、高森 等氏(日歯大)が講演を行った。「インプラント手術中に偶発症・合併症を生じた症例について」と題して、インプラント体の上顎洞内迷入などの症例を紹介。口腔外科的知識や技量の必要性を訴えた。

つづいて高橋 哲氏(東北大院歯)が「インプラント埋入手術について」と題し、インプラント治療を行う場合に考慮すべき骨造成について講演した。チタンメッシュを用いた骨造成法などを供覧し、適切なインプラント埋入のためには、顎骨、歯槽骨の再建や処理は口腔外科医が身につけるべき標準治療として積極的に役割を担うべきと解説。そのうえで、手術の際には骨造成法の適応と限界も理解すべきと説明した。

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