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日本歯科保存学会2016年度秋季学術大会(第145回)開催される

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月. 7 11月 2016

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日本歯科保存学会2016年度秋季学術大会(第145回)が、10月27日(木)、28日(金)の両日、キッセイ文化ホール(長野県松本文化会館:長野県松本市)において開催された(大会長:山本昭夫氏・松歯大)。「生涯使う歯の大切さ─変わりゆく保存治療─」を大会テーマとし、シンポジウムや特別講演などのプログラムが組まれた(参加者:約1,100人)。

シンポジウムI「新たな接着技法による修復処置」では、3名が登壇。「歯科用CAD/CAMによる歯冠修復の概要と臨床的要点」と題し登壇した風間龍之輔氏(東医歯大)は、CAD/CAMによる歯冠修復を適切に行うための要点を指南。口腔内スキャナーの印象採得の要点としては、圧排糸を入れることや、歯肉を切除することなどの基本作業が重要であると述べた。

シンポジウムIIでは、「生涯にわたる歯周病治療」をテーマに、若年者を高柴正悟氏(岡大院医歯薬)、壮年者を西村英紀氏(九大院歯)、高齢者を佐藤 聡氏(日歯大新潟生命歯)が解説。「高齢者の歯周病治療の現状と展望〜フレイル状態から介護状態〜」と題し登壇した佐藤氏は、慢性歯周炎に罹患した高齢患者の口腔内写真を供覧し、現在の高齢者の歯周病治療の現状や、残存歯数と認知症の関係などを解説した。

シンポジウムIII「マイクロスコープの活用による歯内・歯周治療」では、3名が登壇。「歯内療法を不要にするための顕微鏡下保存治療」と題し登壇した三橋 純氏(東京都開業)は、根管に感染を来す前にう蝕を発見することは、歯の保存に繫がると述べた。

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