日本臨床歯科CADCAM学会第3回学術大会開催される

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日本臨床歯科CADCAM学会第3回学術大会開催される

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水. 7 12月 2016

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日本臨床歯科CADCAM学会(会長:草間幸夫氏・東京都開業)は、12月3日(土)・4日(日)、富士ソフトアキバプラザ(東京都千代田区)において第3回学術大会を開催した(参加者:約200名)。 「アナログとデジタルの融合を考える」をメインテーマに基調講演1題、特別講演1題、教育講演2題、CAD/CAMシンポジウム1題、会員発表7題、スペシャルハンズオン、テーブルクリニックなど、充実したプログラムが組まれた。

基調講演「修復治療前処置としての歯周外科処置」では、殿塚量平氏(東京都開業)が登壇。歯冠長延長術の診査、切開、剝離のポイントを詳述した。また、スプーンエキスカベーターを用いたトンネリング法による結合組織移植術などのテクニックを披露。最後にセレックを用いた即日修復症例やジルコニアコーピングによるジルコニアセラミックスの症例を提示し、辺縁歯肉の審美性などのメリットを解説した。

CAD/CAMシンポジウムでは、4名のシンポジストが登壇。疋田一洋氏(北医大歯)は、北医大病院における歯科用CAD/CAMシステムの先進医療への申請から保険収載までの道のりを語った。さらに保険導入後の変化として、施設基準の届け出割合に関する分析やCAD/CAM冠の予後調査、ブロックとセメントの相性など、幅広い話題を提供した。北道敏行氏(兵庫県開業)は、CAD/CAM臨床における歯面処理や光学印象のポイントについて、墨 尚氏(愛知県開業)は、アバットメントに着目し、材質的な考察を展開した。北原信也氏(東京都開業)は、光学印象やCAD/CAMといったデジタルデンティストリーによる審美修復治療の問題点と解決方法を示した。

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